総工費1500億円 国民の館
1989年にルーマニア革命が起こるまではチャウシェスクの独裁国家だった。
その遺産として知られるのが国民の館と言われる建物
あまりにも大きいのでカメラに収めるだけでも大変だった。
総額1500億円もの資金をかけて建設された宮殿は
地上10階、地下4階建ての建物
3000を超える部屋があり
この建物の建設費のために国民の生活は圧迫され
のちにルーマニア革命が起こった。
内部は階段からカーペット、内装まで豪華な造りになっている。
革命が起こりチャウシェスク大統領が処刑された際に工事が中断し
解体する案もあったが解体費が高額になるためそのまま工事が進められた
今でもまだ未完成で一部は工事中になっている
建物内にはこうした部屋がたくさんあるため
とてもじゃないが一日で全部回るのは不可能
一部は観光客向けに開放されており見学することができた。
正直広すぎてどこがどこの部屋なのかがよく分からない
国民の館とは名だけで実際はチャウシェスク個人の館になっており
その内装や造りからもそれがよく分かる
この館の建設でルーマニアの経済発展が大きく遅れ
ヨーロッパの中で後進国となってしまったのは言うまでもない。
改めていい時代に生まれてきたと実感することができた。